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屋上にて

季節的にも過ごしやすくなってきた今日この頃。
貴重な昼休みを食事と級友とのアホ話で終わらせるのはもったいない。と俺はかきこむように弁当を平らげ屋上までやってきた。
春の陽気に当てられてポカポカとする屋上は昼寝にもってこいだ。
しかしそこには先客が。
大体予想はしていたさ。まあこのお天気だ、あいつが大人しく部室に行くわけがないだろうし中庭の木陰も怪しいところだ。
ま、ここまで言ったら誰だかわかるだろう。そこには気持ち良さそうに昼寝をするハルヒがいたわけだ。

俺はハルヒの横に座り、その端正な顔を覗き込む。
黙っていりゃあ、美少女なのにね。
ちょっと悪戯してやろうと思いハルヒの頬へ手を伸ばした瞬間、俺は完全に油断していた。
「うおぁ!」
思い切りネクタイを掴れ、たいそうな力で引き寄せられキスをされた。
一瞬ハルヒの口元に悪そうな笑みが見えたのは気のせいだろうか。

「スキありっ!まだまだ修行が足りないわよ。キョン」
「おまえなあ、起きてたらそう言えよ」
「む。あんたがあたしに悪戯しようとしたから罰よ。バツ」
悪いんだが、俺にはさっぱり罰だかご褒美だかわからんよ。

さてさて、ハルヒに一本取られちまったが俺は昼寝をしにきたんだっけかな。
「なによ!あたしが起きたのにあんたは昼寝しちゃうの!?」
「そうだ。当初の目的は昼寝だからな。邪魔するなよ」
そう言って俺はハルヒの横に寝転がる。おまえも昼寝の続きをしたらどうだ?気持ちがいいぜ。
「コラ!起きなさい!団長命令よっ!」
ハルヒは隣でわめいているが知ったこっちゃないね。そのせいか俺の左腕の動きに気が付かないらしい。これは好都合。
俺の顔を覗き込んでるハルヒの頭に手を回し、顔を引き寄せキスをする。
「んっ…!?」

「……あんた、随分悪い顔してるわね」
悔しそうなふりをした嬉しそうな表情で言ってくれるな。
「そうかい、さっきのお返しだ」

そして俺はハルヒを抱き寄せる。このままハルヒと昼寝をして授業をふけてもいいかな。

屋上にて

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