スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

喧嘩

ハルヒと喧嘩をした。
事の発端はとても些細なことだったと思う。
初めは軽く言い合っていたのに気が付いたらお互いヒートアップしていて。
お互いが譲らないから埒が明かなくなった。

整った綺麗な顔、瞳は怒りで赤く染まっているように見える。
眉間にしわを寄せ思いっきり不快感を顔に表してるハルヒ。
これは相当腹が立っているに違いない。俺以外の人間にはここまでの怒りはあまり見せたことがないであろう。

どうして俺の言うことを理解しないんだよ。
そう思った瞬間、自分の身体が勝手に動いた。

相当頭に血が上っていたらしい。気が付いたときには既に俺は目の前にいるハルヒを抱き寄せそのまま壁に押し付けていた。
ハルヒの瞳が一層深い赤に染まってるように見えたのもつかの間、
サラサラと指を滑りぬける髪の間から見える白い首筋にグッと噛み付く。
「痛っ…!」
ハルヒが小さく悲鳴を上げるも俺は聞かないフリをして心にも無い事を言葉にする。

「ハルヒ、お前なんて…嫌い。大っ嫌いだ」

もう頭の中がごちゃごちゃだ。

やり場のない苛立ちをぶつけるかのように俺はハルヒの唇を貪った。
自分の事しか考えてないような激しいキス。

「んっ……」
ハルヒの拳が弱々しく俺の胸をたたくのを合図にふと我に返った。

顔を真っ赤にしたハルヒが荒く息を付くのを前にして一気に頭の血が下がる感覚がした。
女の子に対して何をやってるんだ、俺は。

俺はまだ呼吸が落ち着いていないハルヒの頭に自分の頭を押し付ける。
「……ごめん。やり過ぎた」
酷い事をしたわけだから張り倒される覚悟はある程度していたのにハルヒは俺に抱きついてきてこう言った。
「ううん、あたしも言い過ぎたわ」

俺はハルヒの小さい肩を抱きながら一息つく。そして思ったことを口にする。

「すまん」
「ごめんね」

お互いの心が読めるかのように見事に被る。どこからともなく二人の口から笑いが起こった。
良かった、この調子だとすぐに仲直りできそうだ。

Utility

ABOUT

R254

Author:R254
掌編のみのテキストサイト。
ノーマルと腐が同居。
開店休業中です。

CONTENTS

■INDEX
■涼宮ハルヒの憂鬱 ■サイトについて
■オフライン
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。