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あたしのだんな様

 今日は金曜日、時計の針は20時を過ぎたところ。キョンはちょっと残業かしら?
 晩ご飯の準備はバッチリ。あとは食べる前に温めるだけ。
 さしずめあたしは健気にだんなの帰りを待つ可愛い新妻ってところかしら。

 あーあ、キョン早く帰ってこないかな。早く会いたいよ。

 そう思ったところで我が家に来訪を告げるチャイムの音が聞こえてきた。キョンかな?
 インターフォンを取るとやっぱりキョンだ。
 あたしはそう広くない家の廊下を玄関までダッシュする。
 鍵を開けて思い切りドアを開く。そう、これ一緒に住み始めた頃にあたしが思い切り開け過ぎてキョンがドアと仲良しになっちゃったことがあるのよね。さすがにもう慣れたみたいでドアの軌跡より一歩下がったところで立っている。
「ただいま」
 そこには1週間の疲れを感じさない笑顔でキョンがいる。
 もちろんあたしは100ワットの笑顔でキョンを家の中へ迎え入れる。
「お帰り、キョン」

 今日はちょっと遅かったのね、どうしたの?なんて話から今日のお弁当の感想まで話は尽きない。

 さすがに金曜日は疲れるな、と言いながらキョンが脱いだジャケットを預かりあたしはハンガーにかける。
 振り向くとソファーの手すり部分に半分座った状態で

「来いよ、ハルヒ」

 ネクタイを緩めながらキョンがあたしを呼ぶ。

 もう!それ反則だから!!

 でも、あたしはそれがとっても嬉しくて。
 キョンにしか見せたことのない100ワットなんてもんじゃない思い切り特上の笑顔でキョンに抱きつく。

「大好き!あたしのだんな様!」

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