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専属メイド

 いきなりだが俺の前にはハルヒがいる。
 それも普通のハルヒではなく、なぜかメイドの格好をして頭にはネコミミ、そしてご 丁寧に尻尾まで生えているハルヒだ。
 俺?俺はいたって普通の格好、いつもの制服姿である。
 しかもこの『ネコミミメイドハルヒ』は俺の専属メイドらしい。
 なんでかって?そんなの知らん。そう、既定事項だ、既定事項。

 そのネコミミメイドハルヒは、ってこれ毎回言うのかよ。長いな、面倒くさい。ハルヒでいいだろう。
 そう、ハルヒはなぜか不機嫌そうに箒を持って部屋を掃いている。
 スカートの裾から覗く尻尾が何かに当たる度にひょこひょこと動くのがまた可愛い。
 箒がけが終わったら今度ははたきに持ち替えてそこら辺をパタパタする。
 髪の毛からひょっこりと出た耳がはたきがけのリズムに合わせてぴくぴくしてる。

 そんなお掃除ハルヒを眺めているのもいいんだが正直飽きてきた。
 そろそろ俺の相手もしてくれよ、ハルヒ。

「ハルヒ、俺はコーヒーが飲みたい」
 はたきがけが一息ついたハルヒに向かって俺はコーヒーを所望する。
「なんであたしがあんたの飲み物の世話をしなくちゃいけないのよっ!」
 耳と尻尾を逆立てて、つかつかと俺に向かって歩み寄ってくるハルヒ。

 おっ、引っかかったな。
 全身から「なんであんたなんかに!」オーラを撒き散らしているハルヒに向かって俺はとっておきの一言を投げかける。

「だってネコミミメイドだろ。俺専用の」
「……!」

 みるみるうちに赤くなるハルヒ。
「あーあ、可愛いなあ、耳まで真っ赤になっちゃって」
 おまえのご主人様は俺っていう既定事項なんだ、俺専用なのは仕方が無いことだろ?

「うーうーうーうー」
「うーうーうーうー?」
「……俺専用って言うなっ!」
「そんな顔で言われても説得力無いぞ。ハルヒ」
 耳まで真っ赤なハルヒの顎を持ち上げて俺は自分の唇をハルヒに重ね…………

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「イテッ!!」
 誰だ!俺の耳を引っ張るのは!

「こらキョン!あんたすぐ目を離すと居眠りするんだからっ」
 目の前に耳を引っ張った張本人、ハルヒが仁王立ちをして俺を見下ろす。
「あ、あれ?ハルヒ、おまえねこみみめいd」
 言い終わらないうちに怒り色に満ちた瞳が間近に迫り
「何言ってんのよ!このバカキョン!」
 とバカ力で頭を殴られた。

 ああ、俺のネコミミメイドハルヒ……。

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Author:R254
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