スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

こそこそ話

最近、俺はあることに気が付いてしまった。
気が付いたらいつも頭の片隅にそのことが常駐し、気が付いたらそのことばかり考えている俺がいる。
勘弁してくれよ。いったいおまえはどこまで俺を振り回したら気がすむんだ。

いつものつまらない授業中、教師が書く板書をただひたすら眺めている俺の背中をつつく後ろの席の人物。
「ねえ、ちょっとキョン」
今日はこれで何回目なんだか。しかしそれが鬱陶しいわけでもなく逆に嬉しく感じる自分に少し呆れつつ俺は後ろへ視線を向ける。
「なんだよ、ハルヒ」
「あのね、今日の部活なんだけど」
ハルヒは何かを思いついたときに見せる悪戯を思いついた子供のような笑顔で俺の耳元に顔を近づけコソコソと話しかける。
耳元のささやき声が俺をなんともいえない気分にさせるわけで。

こいつ、俺の気持ちをわかってやってるのかよ。

「ハルヒ、ちょい耳貸せ」
「なになに?」
悪戯っ子の笑顔がたちまち興味深々早く言いなさい!な笑顔に変わるのを眺めながら先ほどとは逆に俺がハルヒの耳元でこそこそと話し出す。

「あのな…………」
「!」
俺の放った言葉に一瞬にして固まるハルヒ。その耳元に軽くキスをして俺は何事もなかったように前を向く。

最近、俺は時間も体も財布も心もハルヒに振り回されっぱなしなんだ。
これくらい仕返しをしてもバチは当たらんだろう。

そう、最近気が付いたこと。それは俺がハルヒを好きだってことさ。

Utility

ABOUT

Author:R254
掌編のみのテキストサイト。
ノーマルと腐が同居。
開店休業中です。

CONTENTS

■INDEX
■涼宮ハルヒの憂鬱 ■サイトについて
■オフライン
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。