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続 牛乳とハルヒ

「もうっ! エロキョン!! バカキョン!! キョンのエッチ!」
と真っ赤な顔をしたハルヒに浴室から叩き出された俺は、壁に寄りかかりながらズルズルと床へしゃがみこむ。
耳に入ってくるシャワーの水の音。その音にあわせ、先ほどのなんとも色っぽいハルヒの姿が脳内に再生される。
ああ、もう、なにやってるんだ、俺……
自分の顔を右手で覆いつつも、湧き上がる情熱は覆いきれず。どうしようもないモヤモヤを胸に抱えながら別の事を考えようと思考の中から一生懸命に胸元のはだけたハルヒを追い出す作業をしていた矢先に、一つのワードが頭に浮かんだ。

嫁。

そうだ……! ハルヒは俺の嫁だ。
いや、な、別に嫁さんだから何をやってもいいわけじゃないわけだけど、その、あの、その、夫婦だったらお互い合意の下でって俺何言ってんだ。頭で言い訳をしながら体は勝手に動くわけで、あっという間に服を脱ぎ浴室のドアを開ける。

「きゃっ! な、何よ、いきなり入ってきて!」
肩越しに振り向くハルヒへずんずんと歩いて行き、持っているシャワーを取り上げて壁の高い位置の方へ引っ掛ける。
さっきは叩き出されたけど今度はそうはさせんぞ。
「ちょ、ちょっと」
驚く顔のハルヒの顎を取り、軽く唇を吸うようにちゅっと口付ける。
「き、キョン?」
驚く顔が戸惑う顔に変わるのを気にしないようにして二度目の口付けは一度目よりも深く長く。
口付けた唇を割り、逃げるハルヒを強引に絡め取る。
初めは奪うように強引に、次は優しくいたわるように、そしてお互いを求め合うかのように激しく熱く。

「んんっ」
くぐもったハルヒの声に俺の後頭部がしびれる感覚に襲われる。
数え切れないほど同じ行為をしているのに毎回毎回ドキドキして大変なんだ、なんて言ったらハルヒは笑うかな。

「ぷはっ」
ようやっと長い口付けから開放して何も纏っていないハルヒの身体をギュッと抱きしめる。
妨げるものがなく直接伝わる温かくて柔らかい感覚に頭がくらくらとする。

「ごめん、ハルヒ。 その、しちゃ……だめか?」
俺のその言葉に反応してか、背中に回されたハルヒの腕にほんの少し力が入る。

少しの沈黙の後に小さくハルヒが呟いた。
「ここで「しちゃダメ」って言っても我慢できない……じゃない」

その言葉に一気に心拍数が上がり気分が舞い上がる俺はお子様か。
覗き込んだ俺の表情があまりにもわかりやすかったのか、ハルヒは頬を少し赤く染めながら「バカキョン」と呆れている。
バカキョンでもエロキョンでも何でもいいさ、ハルヒの許可が出たんだからこれでもう叩き出される事はあるまい。

幼さが残るハルヒの耳に唇を寄せ、遅刻の言い訳はどうしようかと頭の隅っこで考えるもそれはすぐに意識の中から吹っ飛ぶことになるのだった。


あとがき
禁則事項は私にはどうあがいても無理でした。期待された方すみません。
しかしキスの表現って難しいなあ…。
一番最初に真面目に書いたら見事に頭がおかしくなりました。
ホント、女子向けならスラスラ書けるんだけどなあ…あれは妖精さんって何書いてんだ私。

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