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視線

気が付くとハルヒと目が合う。
さすがに授業中は背中に目がないからそれはないが。
教室に入るとき、ハルヒが教室に入ってくるとき、体育の授業、放課後のSOS団で。その他思いつくときはいつもだ。
目が合うとあいつはニヤリと笑ったり、なに見てんのよ!って顔したり、アヒル口になったり、目をそらしたり。
たまに100ワットの笑顔になったり。

たまたま休み時間に俺の席の近くで雑談している女子の会話が耳に入ってきた。恋愛談でもしていたのであろう。
「好きな人ってついつい見ちゃうよね」
「そうそう、気がついたら目で探してるの。もう困っちゃう」
「本当、無意識で見ちゃってるからどうしようもない!」
「絶対バレバレだよねー」

認めたくなくて見ない振りをしていたけど、もうそろそろ認めなきゃいかんかな。
俺がハルヒを好きだってこと。


ふとした瞬間キョンと視線が合う。
授業中はさすがに振り向かない限り目が合うわけないけど、ついつい背中を見てしまう。
どんな顔して話を聴いてるのかしら、と思うと同時に視線は背中から耳元へ。
こっち見ないかな、とぼんやり思ってるとたまに振り向いたりする。
私が教室に入るとき、キョンが教室に入ってくるとき、体育の授業のとき、
SOS団の活動のとき、人混みの中にいるときだって、思いつくときはいつだって。

キョンは目が合うと、あ?て感じの表情だったり、バツが悪そうな表情だったり、目をそらしたり。
でもたまにすごく優しい顔で笑ってくれるときがあるのよね。

お昼休み、食堂で隣に座った別のクラスの女子が恋愛談に花を咲かせていた。
別に盗み聞きする気はまったくなかったのよ?
「最近好きな人ができたんだ」
「あ、やっぱり。古泉君でしょ」
「やだ!なんでわかるの!?」
「当たり前じゃない、だってあんたいっつも彼のこと見てるもん」
「……そうだよね、やっぱ見ちゃってるよね」

そっか、そうよね。もしかしたらそうかな、と思っていたの。でもなんか認めたくなくて。
あたしはキョンのことが好きだってこと。

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Author:R254
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