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お互い様

暑い……。
梅雨の合間の晴れ間か、今日は珍しく太陽が顔を覗かせている。
最近ずっと分厚い雲に隠されていたせいか、ここぞとばかり照りつける太陽の日差しにエアコンなんてものはない県立高校の旧校舎の一角にあるSOS団部室の室温はいやおうなしに高くなるってもんだ。
全開にした窓からそよそよと爽やかな風が少しでも入ってくればいい感じなのだが残念ながらそれもなく、俺はネクタイを外してシャツのボタンを開ける。これで少しでも涼しくなりゃいいんだが。

暑いわ。
もうなんでこんなに暑いのかしら! 昨日まで雨がザーザー降ってて逆に寒いくらいだったのになんなのこのギャップは。
こんなに寒暖の差が激しいと身体も変になっちゃうわ。
まったく、これが私立だったらエアコンの一つでもあったのかしら。はあ、進路選択を間違えたかしら。
みくるちゃんのメイド服、夏バージョンとかを考えないといけないわね。だって今あたしが着ている半袖の制服ですら暑くてしょうがないのにあのメイド服なんて着たら……うわっ、考えただけでも暑苦しいわ。今日からしばらくみくるちゃんのメイド服はお預けね。部室に来たら着替えなくていいって言わなくちゃ。

ネクタイを外した直後は首周りが軽くなり結構涼しいかも、と思ったのもつかの間。あっという間に涼しさは暑さに支配されてしまった。
しかし暑いな。
俺はボタンを開けたシャツをバサバサとして胸元に風を送る。あー涼しい、やっぱり風は必要だよな。
団長様のお力でどっかから扇風機を入手してきてくれないものかね。

首元が暑い。髪の毛がいい具合に熱を篭らせる。
冬なら温かい! って済まされるけど今なんて逆にこれが原因でゆでだこになっちゃうんだから。
肩にかかる長さの髪を手で一つにまとめて持ち上げる。
うん全然違うわね! この際だから結んじゃおうっと。ええと髪ゴムあったかしら……。
あたしはカバンの中をがさごそして鏡とブラシと髪ゴムを見つけ出す。
…………よし、これでいいわ。うーん全然違うじゃない。

先ほどから繰り返し行っている行動を続けながら俺は何気なく団長席にいるハルヒを見た。
モニターの前に置いた鏡の中に映るあたしから何気なく視線をモニター越しにいるキョンにずらした。


「「!?」」


あ、え、えーと…ぽ、ポニーテール?
う、あ、えーと…シャツバサバサ?


「お、おい」
急に目の前に現れたポニーテールハルヒに動揺してどうするんだよ、俺。
「な、なによ」
シャツをバサバサしてるだけじゃない。なに動揺してるのよ、あたし。

「顔が赤いぞ、ハルヒ」
「っ! そ、それを言うならあんただって」

---------

「あのお、なんだか中に入りづらいですね」
「お互いの萌えポイントを無意識でついてしまったのでしょうねえ。長門さん、この状況はあとどのくらい続きますか?」
「エラー、解析不能」
「やれやれ、ここはお二人で仲良くやっていただきましょうか」
「そ、そうですねっ。邪魔者は退散しましょう」
「明日が楽しみ」

おわり。ってなんだこれorz

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