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専属メイド(ネコミミサイド)

ただいまお掃除中。あたしは部屋を箒掛けしている最中。
うん、やっぱり掃除は好きだわ。なんでって部屋がきれいになっていくのがたまらなく快感なのよ。
出来ればこの状態をずーっとキープしたいわね、いっその事全部物なんてなくしちゃえばいいのに。
まったく、この部屋の住人のキョンがいけないんだから。
そう心の中でブツブツと文句を言ってるうちに一通り箒がけが終わる。
うん、今度ははたきがけね、箒をはたきに持ち変えて、たんすの上をぱたぱた。

ぱたぱた、ぱたぱた。
あたしの右手に持ったはたきの動きに合わせて無意識に尻尾が動く。
なんだか頭の上に付いた耳もリズムに合わせて動いてるみたい。

え?なんで尻尾に耳が動くって?
何言ってんの。あたしにそれらがくっついてるからじゃない。今さらそれを聞く?
まあいいわ。簡単に言うと、あたしは悔しいけどキョン専属のネコミミメイドなわけ。

は?ネコミミメイド??
そうよ、それが何か?当たり前の事聞かないで欲しいわ。もうっ、掃除の邪魔しないで頂戴!

なんだか知らないけどどっからか入る突っ込みに心の中で返事をしてあたしははたきがけを続ける。
「ふう、もうこれくらいで十分かしら」
一息ついたときに狙いを定めたようにキョンから声がかかる。

「ハルヒ、俺はコーヒーが飲みたい」

えーい、分かっちゃいるけどなんであたしがキョンの面倒を見なくちゃいけないのよっ!
悔しい悔しい悔しい~!!!
「なんであたしがあんたの飲み物の世話をしなくちゃいけないのよっ!」
あたしの機嫌に合わせて耳と尻尾が逆立つ。つかつかとキョンに向かって歩いていくとしてやったり、口元にニヤリと笑みを浮かべ

「だってネコミミメイドだろ。俺専用の」
とサラリと言ってきた。
「……!」
わ、分かっちゃいるけど、悔しい! 怒りのためか恥ずかしさのためかなんだかよく分からないけど顔がどんどん熱くなるのが分かるのが余計に悔しい。
そんなあたしを見てキョンはさっきに増してニヤニヤしちゃってるじゃない!もうっ!

「あーあ、可愛いなあ、耳まで真っ赤になっちゃって」
何か言いたいの。あたしキョンに反撃したいのになんで出来ないの!?
やっとの思いで口に出た言葉は言葉にならない。
「うーうーうーうー」
「うーうーうーうー?」
余裕たっぷりでキョンに返されてやっとの事あたしはキョンに反撃する。
「……俺専用って言うなっ!」
「そんな顔で言われても説得力無いぞ。ハルヒ」
そう言ってキョンは耳まで真っ赤になっているであろうあたしの顎を持ち上げて唇を重ねて…………

-----------------------

「イテッ!!」
あたしは目の前で気持ち良さそうに居眠りをしているキョンの耳を思いっきり引っ張った。

「こらキョン!あんたすぐ目を離すと居眠りするんだからっ」
まったくもってけしからんわね!団長を目の前にして居眠りが出来るなんていい根性してるわ。
あたしが寝惚けまなこのキョンを見下ろすとキョンは意味の分からないことを言ってきた。
「あ、あれ?ハルヒ、おまえねこみみめいd」

は?ねこみみめい? なんだかそのワードに背中がぞわぞわと反応するのは気のせいかしら。
「何言ってんのよ!このバカキョン!」
あたしはそう言ってバカ力で頭をはたいた。

ええ、きっと気のせいよ。うん。

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Author:R254
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